Triti Tran ティリティ・トゥラン

ペテネーラを訪ねて
サンフェルナンドからパテルナ・デ・リベラへ。
先月末、ペテネーラのカンテコンクールを聞きにパテルナへ行ったものの
夜中の日帰りだったので、今回は泊まりでパテルナの村へと向かった。

泊まったホテルの主人は、今は亡きパテルナの有名なカンタオール
「エル・ペロ・デ・パテルナ」の息子さん。
ホテルの部屋は全てフラメンコの曲の名前がついていて、
私が泊まった部屋はファンダンゴ。
他にもマラゲーニャ、グァヒーラ、ブレリア、カラコレス、
もちろんペテネーラという部屋もある。

まずは、ペテネーラの銅像を見に行く。
マントンを肩からはおり、左手にはギターを持っている。
petener_statu


これがペテネーラなんだ!本物の銅像を目にし、しばらくその場から離れられなかった。
以前は、村の中心のプラサ・デ・ラ・コンスティトゥシオンにあったらしいが、
現在は、ペテネーラが生まれたとされる場所に変わったらしい。

夜はペーニャフラメンカ「ラ・ペテネーラ」に行く。
penePetenera

先月のカンテコンクールの日にも行き、
11月に日本でペテネーラの公演を行うと話していたので、
私たちのことを覚えていてくれた。
その日ちょうど次のペーニャのショーの練習を終えたばかりのアーティストがいて、
私達だけのためにペテネーラのギター、カンテを聞かせてくれ、もう感動!
penePeteneraA
そして最後はお決まりのブレリア。私も息子のアオイもそこでひと踊り。


ホテルに戻り、今度は宿の主人や近所の方たちと夜の1時過ぎまで、
ペテネーラのことやらでおしゃべり。
翌日の朝、パテルナの市役所までペテネーラの歴史、
村の様子を聞きに行こうと思っていたところ、
たまたまホテルのバルにいた村のフラメンコ愛好会のメンバーのメルチョーラさんが、
「私が一緒に行ってあげるわ。」と同行してくれた。
市役所の受付の女性は、
「日本でペテネーラの公演が行われるなんて素晴らしい!
文化担当の人は今日は休みだけど、電話してみるわ。」と、とても喜んでくれ、
本当に文化担当のホセさんが休日だというのに来てくれた!

市役所の中を案内してくれ、パテルナの歴史の写真集、
ペテネーラについてのとても貴重な本までいただいてしまった。
パテルナの博物館も夏休みで閉館しているのに、私たちのために開けてくれ、
ビデオも流してくれという、もう至れり尽くせりの対応。
PeteneraAyume

大きなスーパーマーケットやお土産やさん一つない、素朴でかわいらしい小さな村、
パテルナ・デ・リベラ。

何より感動したのは、初めて会う日本人の私たちに温かく接してくれた
村の人たちのカリーニョ(愛情)だった。
Copyright © スペイン・ アンダルシアの太陽のように. all rights reserved.
まとめ